サガフロンティア
タイトル:SaGa Frontier Original Sound Track
発売年:1997年
作曲:伊藤賢治
ロマサガシリーズでおなじみのイトケンこと伊藤賢治氏がプレステに舞台を移して手がけた一枚。ファンタジーのロマサガとはうってかわってこちらはSFからヒーローものまでなんでもありのゲームですが、激しい打ち込みと歌謡曲のような独特なメロディーの「イトケン節」は相変わらず。世界観の広がりによる多彩なイトケン節が楽しめます。
余談になりますが、当時のイトケンは本当にギリギリでこのサントラを作っていたらしく、完成直後にスクウェアの録音室からフラフラで飛び出し、入ろうとしていた植松伸夫にえらい心配されたらしい。その後5日間(!)寝込んだとか。
ピックアップ
M-59 最終兵器
『サガフロンティア』にはメカやSFの要素も多分に含まれているため、テクノミュージックっぽい曲がかなり入っているのですが、そのうちの一曲。シンプルなリズムから曲の世界がどんどん広がっていく感じが格好いいです。
M-67 Last Battle -Emilia-
エミリア編のラスボス曲。イトケン曰くどこかのバトル曲でプログレッシブ・ロックを作ってみたかったらしく、たまたま残っていたエミリア編が選ばれたとか。EL&Pなんかのプログレっぽい複雑な曲調ですが、同時にイトケンらしい激しいバトル曲に仕上がっています。初めて聴いたときは衝撃でした。
星のカービィ64
タイトル:星のカービィ64 オリジナルサウンドトラック
発売年:2000年
作曲:安藤浩和、石川淳
N64後期のゲーム。ポップで絵本のような雰囲気は相変わらずに、正統派「星のカービィ」といった印象。音楽もこれまた正統派「カービィ」サウンドといった印象です。
任天堂作品のサウンドトラックに関しては、webサービス「クラブニンテンドー」での限定販売という形をとっているものが多く、基本的に入手は困難なのですが、この『星のカービィ64』は一般販売&再販がされており、大きめのCDショップでは未だに売ってたりします(2018年現在)。音楽もかなり高水準なものが集まっているので、ゲームサントラ入門用としてもお勧めの1枚。
ピックアップ
・M-16 ホロビタスター
名前の通りステージ2「ホロビタスター」の曲です。カービィシリーズには珍しく、Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ という流れがはっきりしており、メロディもしっかりしてるのでかなりの力強さを感じる曲。サビの爽快感は圧倒的です。
・M-26 くものうえで
『夢の泉の物語』のステージ、「バタービルディング」のアレンジ版。ポップさが強調され、かなり可愛らしい感じになってます。バタービルディングは人気曲で色々なアレンジが出てますが、個人的にはこのアレンジが一番お気に入りですね。
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そろそろデータベース化とアウトプットを行ったほうがいいんじゃないか……と思ったので聴いたものとかを書き残していきます。